一時期テレビで紹介されることが多かった絵本、「ママがおばけになっちゃった!」を皆さんはご存知ですか?
「ママはくるまにぶつかって、おばけになりました」という何とも衝撃的な始まり方をする絵本です。
テレビで紹介されたのをきっかけに、うちも娘に買いました。
まだ娘は0歳でしたので、なんのこっちゃという感じでしたね(笑)
それもそのはず、対象年齢は3歳なのです。
しかし、この絵本はぜひ多くの親子に読んでほしい絵本です。
今回は、この「ママがおばけになっちゃった!」の絵本について紹介していきます。
あらすじや内容は?
この絵本は、講談社から出ており、のぶみさんが書いたものです。
シリーズがいくつかありますね。
この物語はママが車にぶつかって死んでしまうというところから始まります。しかし、そのママには4歳のかんたろうという息子がいます。
死んでしまったママは、息子のことが心配でおばけになって息子の様子を見るのです。
〜最初は面白く話は進んでいきます〜
かんたろうが、おばあちゃんと話している時に、ぼくは死んでしまったママにいっぱい秘密があると言うのです。
その秘密というのが、寝ているママの口にはなくそを入れたことがあるなど、面白いカミングアウトばかりで、声を出して笑ってしまいました。
おばけになってそのかんたろうの話を聞いているママのツッコミも面白いです。
そして、夜中、かんたろうはおばけのママの姿が見えるようになり、2人は再会をします。
話をしていくうちに、だんだんかんたろうとママは寂しくなり、泣きながら話をするのです。
かんたろうがママの子に生まれてきて良かったということ、お互いの好きなところなど、じっくり話をしていきます。
親の自分が死んでしまったとき、子供はどうなっちゃうの?ということは、親なら1度は考えてしまうことかもしれません。
私も、子供を残して死なないように健康でいたいと、時々ふと考える時があります。
そういう気持ちを上手く絵本にしてくれているものなので、読み聞かせをしている自分が読みながら泣いてしまう絵本です。
また、子供が理解できるようになると、一緒に読んでお互いの存在の大切さを確認し合えると思います。
そういう、親子がお互いに大切さを感じられるような内容を、面白さも含めて書かれている絵本です。
子供の反応や口コミは?
私は読者の一人として、この絵本は心が温まる良い絵本だと思います。
しかし、他の方の反応や、子供の反応も気になりますよね。
さすが話題になった絵本ですね。
レビューも多いです。
▶この絵本のレビューを見る◀
星5という反応が一番多いですね。
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やはり、感動的な絵本、面白さもあり、暗くなりすぎないという反応がありました。
私もそう思いました。
面白さが多少ないと、寝る前に読み聞かせをするとなった時に、ママが死んだらどうしよう…という暗い気持ちのまま子供が寝ることになるかもしれません。
しかしこの絵本は悲しい気持ちだけでなく、お互いの大切さを感じて温かい気持ちになるので、抱きしめてあげながら横になれば子供は安心してぐっすり眠れそうです。
反抗期の子供に読めば、ママの言うことをちゃんと聞こうという良い効果があるかもしれませんよ♪
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親の立場から、良いと感じる人もいれば、当然反対の意見もあります。
評価が1の方の意見は、親の死を面白さを踏まえて書くべきではないというものですね。
良い意見も悪い意見もある中で、わかることはこの絵本が大切な人の存在を真剣に考えられるものだということです。
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一方で子供の反応はというと、期待したものではなかったという声もあります。
親の方が感情的になりすぎて子供に伝わらないパターンですね。
うちもまだ理解できる年齢ではないのでわかりませんが、面白いという反応だけで終わる可能性もあります…
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もちろんしっかり伝わる子もいます。
しかし死んでしまったら悲しいという、ショッキングな気持ちで終わる子供もいますね。
絵本は読む子供によってとらえ方が全然違うので面白いです。
レビューは参考になりますが、実際自分の子に読んだ時にどうなるかというのは読むまでわかりませんね。
レビューを読んでわかったことは、親向けの絵本だと捉える方が多いということです。
親には理解できる内容でも、子供に1から10まで、親の死と、相手に対しての思いやりを持つ大切さ、今当たり前にあることが当たり前ではないことを伝えることはただでさえ難しいです。
大人でも、常に相手を思いやったり、今自分の置かれている環境を当たり前だと思わないようにすることは難しいですよね。
それを、なるべくわかりやすくこの絵本は伝えてくれているんです。絵本って素晴らしいですね。
まとめ
今回は「ママがおばけになっちゃった!」という絵本について紹介をしました。
私自身とても好きな絵本ですが、親にとっても、子供にとっても色々な反応があり、読む人、環境によって感じ方は違うという印象でした。
しかし、内容としてはママの死を通して親子のお互いの大切さを再確認してほしいというものなので、気になった方は読んでほしいと思います。